MySQL 4.0のメモリを節約する

MySQL は高速を売りにしたデータベースですが、バージョン4.0から InnoDB ストレージエンジンが標準機能として提供されるようになったため、mysqld デーモン起動時は数十MBのメモリを必要とします。そのため、メモリの少ないマシンで動作させると多くのスワップが発生し、全体的な速度が遅くなってしまいます。

InnoDB は、高いパフォーマンスを必要とする多くの大規模データベースサイト向きであるため、小規模なサーバの場合はたぶん必要ありません。

メモリ容量が少ないマシンで動作させる場合は、このInnoDB 機能を OFF することで使用するメモリを節約することができます。

InnoDB 機能を OFF するには、MySQL の設定ファイルである /etc/my.cnf に以下のように記述を加えます。

skip-innodb

これにより、mysqld 起動時に InnoDB を使用しないようになりますので、使用メモリが節約されます。

また、my.cnf をカスタマイズすることにより、さらに使用メモリを節約できます。my.cnf のサンプルにメモリが少ない場合の例がありますので、それを参考に使用すると良いでしょう。